交通安全は皆の願いです
◆8月5日の市民レースで事故が発生した。
 最近、「環境」「健康」「海外レース」といったキーワードから自転車のブームを感じます。それは普段自動車に乗っていてもツーキニスト(通勤で自転車を使っている人)を良く見掛けたり、自転車屋さんへ行くと高級ロードレーサーが置かれているスペースが広げられたり、本屋さんへ行くと自転車雑誌が明らかに増えている事から世の中が自転車に対して広い範囲で意識している事がうかがえます。
また、自転車による事故も自転車利用者の増加と比例して増えているのではないかと思う。欧米や欧州の様にインフラ整備も大切ですが、先ず自分達で出来る事から事故は未然に防ぎたいものです。我々は年間約28000km自転車で走ります。その内レースは60レース程こなしていますが、創部以来、自転車での重大事故は起していません。しかし、事故は明日起してしまうかも知れません。外出する以上100%事故を起さないとは言い切れないのです。
AISAN Racing Teamは、普通の人以上に自転車で走り回る事で得た「ヒヤリ経験」や「レーステクニック」を多くの人に色々な場所で伝える事で世の中の自転車愛好家が自ら防衛運転につなげて頂き事故を未然に防げればと思っています。Text:中根賢二




◆警察庁資料による構成別事故発生件数(比率)
本年、自転車に関する道路交通法が可決され、来年6月から施行される。


◆6月に開催された「第4回Mt.富士ヒルクライム」の会場で別府 匠選手が子供達に指導した時の様子。

◆渥美半島サイクリング「ぐる輪」のゲストとして参加する別府選手。別府選手と一緒にサイクリングをして走行中の細かな動作を見るだけでも安全への意識が身に付きます。※「ぐる輪」の開催日は10月21日です。

◆日本は自転車に関する安全教育の場が少くイベント会場で実施される事も多いです。
「シマノサイクルアカデミー」
「ウィーラースクール」




◆7月に開催された「ツール・ド・新城」の会場で西谷泰治選手が子供達にレース指導をした時の様子。


◆5月に開催された本格的なサイクルロードレース「ツアー・オブ・JAPAN」での写真(西谷選手)。苦しくても走行ラインを変える時や後続選手に伝える必要が有る場合は手信号で事前に知らせます。激しい競技中でもマナーは大切です。※落車を未然に防ぎます。


◆自転車全国大会で愛知県碧南市の小学生が入賞しニュースになりました。自転車競技はレースばかりでなく交通安全協会が主催する「交通安全子ども自転車全国大会」も有ります。
※交通安全は皆の願いです。